『遊び』から『学ぶ』
子どもは遊びを通して、冒険心や好奇心を養い、集中力、工夫する力、創造する力、想像力、やり遂げる力、コミュニケーション能力など人間として生きていくために必要なさまざまな力を獲得していきます。
人間としてよりよく生きていくための基礎は遊びを通して培われます。
氷上保育所では子どもが主体的に遊びこめるように遊びの環境を工夫しています。
戸外遊び
ここでは氷上保育所の戸外遊びについて、『幼児園庭』『屋内遊び場』『乳児園庭』『散歩』『森のエリア』という5つのカテゴリに分けて、ご覧頂けます。
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新たな砂場や回遊式の大型遊具が設置され、より自由でダイナミックにたくさんの遊びを楽しむことができるようになりました。

できるようになりたいから挑戦する
幼児園庭の遊具は難易度を高めに設定しています。最初は難しくても一緒に遊ぶ友達や年長さんの姿を見てコツを学び、「自分もできるようになりたい」と思うことで子どもはどんどんチャレンジしていきます。難しいアイテムを自分の力で達成することで遊ぶ楽しさを知り、自信を持ってもっと難しい遊びに挑戦したり、新しい遊び方を創造していきます。
安全性・創造性に優れたHAGS社の遊具
園庭の大型遊具はスウェーデンのHAGS社のものです。
たくさんの魅力的なアイテムは子どもの冒険心と遊びへの意欲を高め、繰り返し挑戦することで身体機能が高められます。

グローバルな遊具メーカー ─ HAGS社の遊具
HAGS take play seriously.(我々は遊びを真剣に捉えている)
HAGS社は福祉先進国スウェーデンにあるヨーロッパ最大の公園施設メーカーです。半世紀の歴史を持ち、本国でのシェアは80%と信頼のあるメーカーです。
乗物遊具や室内遊具、園庭設備用品や安全のための設備など、子どもたちが安全に楽しく遊べるものを作り続けています。


木造の旧園舎は、耐震化のための補強をした上で屋内型の遊び場として生まれ変わりました。床には杉板を張り、天井の高さを利用して、高さ3m以上の木製大型遊具を設置しました。
雨の日でも体を存分に使って『外遊び』が楽しめます。
屋内遊び場フォトギャラリー

乳児と幼児では、身体能力や活動量に大きな差があるため、幼児園庭とは別に乳児が安全に遊べるように乳児専用の園庭があります。乳児と幼児の園庭を分けることにより、お互いに自分に合ったペースで思う存分活動することができます。

一年を通じて、お天気の良い日には散歩に出かけます。保育所周辺には田んぼや畑、お寺や神社があり、道端の草花や畑で育っている野菜、木や虫など散歩の途中にはいろいろなものと出会い、四季折々の自然に触れることができます。ご近所の方たちともあいさつを交わしながら、楽しく歩きます。
3歳以上児は雨の日にも散歩に出かけます。雨の日にしか出会えないものもありますから。

園内の一角に身近に自然を感じられる場所をつくりました。大木から中低木までさまざまな木が植わっているのが森のエリアです。ここにはいろいろな実のなる木、花の咲く木、どんぐりの木、レンギョウのトンネルなどがあり、四季折々の自然を体で感じることができます。
室内遊び
子どもは本来興味や関心があるものに対しては集中して真剣に取り組もうとする力を持っています。
保育士の役割は、子どもの成長や発達に留意し、今なにに興味や関心を持っているかを見極め、環境を準備し、適切な援助をすることです。
幼児クラスは、週2~3回、室内遊びの時間帯に同年齢のクラス編成にし、各年齢の発達にも配慮して保育をすすめています。
乳幼児期にこそ本当に良いものを
作りのしっかりしたすぐれたおもちゃは、子どもの心をひきつけ、子どもは飽きずに何度も繰り返し遊ぼうとします。遊びの中で、工夫する力や想像力を豊かにし、難しいことにも意欲を持ってどんどん挑戦していこうとします。
思わず手に取りたくなるおもちゃ
各保育室には、子どもの成長発達に適した遊具を豊富にそろえています。これらの遊具は、色・形・デザイン・精巧さ・安全性などどれをとってもすぐれた機能をもつ良質な玩具です。


ルールを学び、社会性が育つ
ボード・カードゲームなどを通してルールや順番を守ることなども遊びの中で自然に身につけていくようになります。幼児クラスでは、異年齢の自由遊びを基本にしていますので、大きな子が小さな子に遊びのルールを教えたり、小さな子は大きな子の遊びに憧れをもち、大きな子の遊びに入れてもらったり模倣したりして遊びの質も高められます。
長く読み続けられた絵本たち
氷上保育所には長年読み継がれてきたすぐれた絵本が数多くそろっています。
子どもたちは毎日保育士に絵本の読み聞かせをしてもらい、絵本の世界を楽しんだり、それを遊びにつなげていったりしています。


遊びの選択は自由 - 主体的に遊ぶ
保育室にはさまざまな遊びが用意されていますが、室内をそれぞれの遊びに適したいくつかのコーナーに分けることで、自分で遊びたいものを見つけたり、遊びに集中したりすることができます。毎日決まった場所に決まった遊びが用意されているので、子どもは自分の意志で主体的に遊ぶことができます。
おもちゃ選びのポイントは?
良いおもちゃを選ぶために、私たちが気を付けているポイントです。
- 色、デザインが美しいもの
- 品質が良く、丈夫でくり返し遊べるもの
- 安全性が優れているもの(口に入れても無害な塗料など)
- 刺激が少ないもの(大きな音や強い光など)
- 電動でなく、子どもが自分の意志で動かせるもの
- 子どもの発達に適しているもの
- キャラクターの図柄がついていないもの


片付けは元の場所へ
遊具はいつも子どもの目に見えて、手の届くところに置いてあります。遊んだ後は元の場所に戻すことで、片付けも自然に身についていきます。
乳児クラスのおもちゃ
乳児クラスの保育室にも子どもの成長発達を助けるおもちゃがたくさん揃っています。
この時期の子どもは、手や指先の機能がどんどん発達してきますので、子どもの発達に適したおもちゃを準備してあげると、興味を持って遊び始めます。